発達障害がスーパーパワーになるとき②

ニューロ+ダイバーシティー

前回のブログで、”発達障害”に対して、
”ニューロダイバーシティ”という、
新しい見方が生まれている…
という話をしました。

”ダイバーシティー”は多様性。
”ニューロ”はこの言葉の意味合いでは、
神経系統のパターン、
脳の配線パターンを表す言葉です。

Credit and Source: Sue Larkey: https://suelarkey.com.au/neurodiversityblog/

ニューロダイバーシティーが多いベイエリア

“ニューロダイバーシティ”という言葉は、
ベイエリア(SF周辺)付近では、
数年前からささやかれるように
なっていた言葉です。

かの有名なシリコンバレー、
IT産業の中心、天才たちがごっそり
住んでいる地区には、かなり、
このニューロダイバーシティな人たちが
住んでいると言われています。

Photo from Eli Blumenthal on Twitter @eliblumenthal

たとえばFBの創始者でありCEOの
マーク・ザッカーバーグも、
そのひとりだと言われています。

ニューロダイバーシティーが形作るサブカルチャー

ザッカーバーグは自他共に認める、
世界有数の天才頭脳を持つ
プログラマーですが、

人とのコミュニケーションスキル、
協調性、社会的なキューをひろう…
空気を読む…などのことになると話は別。

おそらくアスペルガー、
自閉症スペクトラムという
カテゴリーに入ると言われています。

もう何年も前のことですが、
株主総会の時、全米から集まった、
ビシッと高級スーツを着ている
おじさんたちと一緒の会合に、

フードパーカー姿で現れたことは、
(おじさんたちカンカン(笑))、
ナショナルニュースにもなったほどです。

去年、FBが裁判沙汰になった時は、
きちんとスーツ姿で裁判に現れた彼でしたが、

その時は逆に、
”ザッカーバーグがスーツ姿で現れた!!”
と話題になっていました…(笑)。

でも、ザッカーバーグのような
ニューロダイバーシティ系の人は、
IT産業の世界では、それほどめずらしい
ことではないらしく、

人と上手にコミュニケーションが
できなくても、サブカルチャーとして
確立されていて、ちゃんと機能している…

どころか、

それがいいか悪いかは
ここでは傍に置いておいて、
今や世界を操り、アメリカの経済の
中心になっています。

ダイバーシティーな世界

カリフォルニアのベイエリアは、
ダイバーシティ文化の中心と言われていて、

たとえば、私は外国人、アジア人、
日本人、女性…というカテゴリーに
入るわけですが、

普通だったら”マイノリティー”という
ポジションにいることになります。

ですがベイエリアにいると、
自分がマイノリティーとは感じない。
みんなマイノリティーだから…(笑)。

だから、ニューロダイバーシティな
人たちも、どんどんベイエリア周辺に
移ってきたのかも知れません。

ちなみに、私が初めてサンフランシスコに
引っ越してきた頃、駅の階段を上っていると、
高そうなジャケットを着て、
ピカピカに光るアタッシュケースを手に、
さっそうと歩いている男性がいて…

だけど下はパンツ!!
(下着のパンツです)

ちゃんと靴下とピカピカに磨いた
靴も履いている…。
ちょっとイタリアンぽいおしゃれな靴…。

どう見ても、パンツ以外は
フツーな働きに出かける人…。

でも、わりとこう言う人が
多いのです。

それぞれに主張があって、

「パンツカルチャーを
広げたっていいじゃないか!!」

…とか(わからないけど…笑)、

ハダカカルチャーを広げよう!!
という人もベイエリアにはたくさんいて、

”ハダカの日”(というのがある)には、
ものすごい人数の人たちが、
すっぽんぽんで歩いていたりします(笑)。

多様な神経系統のパターンがあるのが当たり前

話をニューロダイバーシティーに戻すと、
ポイントは、肌の色だったり、出身地だったり、
セクシュアリティーだったり、

生まれつきのものから始まって、

主張だったり、考え方だったり、
嗜好だったり、後天的なものも含めて、
人の持ついろいろな側面に多様性が
あるのだから、

神経のパターン、
頭脳の働きのパターンも、
多様性があって当たり前なのでは…?

今までの常識のパターンに
合わないからといって、
病気の症状として捉えるのは
おかしいのでは…?

…という考えから生まれたのが、
ニューロダイバーシティー
というとらえ方、そして新しい言葉です。

Credit: https://pixels.com/featured/neurodiversity-all-great-minds-are-unique-danielle-rosaria.html

新しい言葉が生まれる時


新しい言葉が出てくるということは、

これから一般化されていくということ。

気にかけている人が大勢いる
ということ。

そこに、自分が当てはまると思う人、
当てはまる人が周囲にいる人が、
多いということです。

新しい言葉が生まれる時は、
今までの常識や普通が壊れていく時

新しいものの在り方に、
取って代わられていく
時期でもあります。

”発達障害”はマイノリティーではなくなっていく

前のブログでも話しましたが、
今、世界中でアスペルガー、
自閉症スペクトラム、ADD、ADHDなど、

総称して”発達障害”と呼ばれる人たちが
どんどん増えています。

遺伝という説にしろ、育った環境
という説にしろ、原因は何にしろ、
おそらくもう、彼らはマイノリティー
ではなくなっていくのでは…

…と思います。

そういう動きが出てきた時、
私はそれは”進化”じゃないかと
思うのです。

病理や欠陥ではなくて、
人類の進化未来型意識なのでは…?

Credit: watchara/Shutterstock

ガイア仮説から43年

今年で100歳になる、
イギリスの生物学者、
ジェームズ・ラブロックが、
ガイア仮説を立てたのは1976年。

私たちの惑星は、恒常性を保ち、
自己調整能力を持つ有機体である。

…と科学者として、

私たちの惑星”ガイア”が、
生きている生命体だということを
堂々と伝えてくれたラブロック博士は、

コンピューターの
シミュレーションを使って、
温度だけではなく、天候、気候、
風の動き、海の動き、
プランクトンの増減…

すべての現象は、
個々の生物がバラバラに
起こしているのではなく、

自己調整力を持つ、
マイクロオーガニズムという
生命体の地球が、

すべての生命とつながりながら、
自ら起こしていること。

そう、教えてくれたのです。


他の科学者たちには到底
受け入れられず(今でも)、
さんざん叩かれたラブロック博士の
ガイア仮説ですが、

私が初めてラブロック博士の著書、
”ガイア”を手にした時、
私たちの惑星が英知をたずさえた
有機体だということ、

その惑星をガイアと呼ぶ
言葉そのものが、ものすごく
ココロとカラダに響いて、
感動が止まらなかったことを
覚えています。

ラブロックとグレタ・トゥンベリー

さて、またもや話を元に戻して…

このデイジーワールドが示す、
地球の自己調整力と、
発達障害(ニューロダイバーシティ)が、
どんな関係があるかというと、

すべての有機体を通して、
自己を調整しながら、
約48億年生きづく惑星ガイア。

そのマイクロオーガニズムの中には、
もちろん私たち人間も含まれます。

Credit: The Conversation

ニューロダイバーシティーな
人たちが増える以前、

ニューロダイバーシティーどころか、
”空気読めない”、”コミュ障”、
…みたいな言葉さえなかった頃、

ほとんどの私たちは、
”人の真似をしながら学んでいく”
…ということが普通という人種でした。

子供は親を見て、周囲の大人を見て、
真似をしながら育っていく…
それが普通だった世界。

でもどうでしょう?

その普通を何年もやってきて、
今の社会がつくっている、
世界ってどんな世界でしょう?

今までの私たちの社会は、
たいやきくんの型のように、

一定の型の中に収まるような
教育をして、平均的な”普通の人”を
大量生産してきた、
”普通人間製造業”の社会でした。

Credit: Sally Rooney

大人しく、平均的に、
言われた通りに、素直に、
社会の言うことを聞いてくれる
”普通の人”を製造する社会。

さらに、私たちの今の社会は、
お金が中心に動いているので、
普通の人を消費者に育てていくこと
が大切な社会
でした。

あれが足りない…
これも足りない…
だから、もっと買ってね。

あれが欠けている…
これも欠けている…

そうそう、
もっと手に入れるといいよ。

あそこに行ったことないの?
ここにも行ったことないの?
もっと旅行に出かけるといいよ。

つまらないでしょう?
退屈でしょう?

こんなエンタメあるよ。
あんなエンタメあるよ。

…と言って、

ありとあらゆる刺激物を与え、
しあわせは外側にしかない。

消費することでしか、
自分を埋められない。

そういう情報を、
ありとあらゆる角度から
人々に与え続けている社会です。

https://busy.org/@vieira/the-problems-of-the-consumer-society

で、今までのあり方でいくと、
子供たちはそういう大人の
真似して育っていくことになります。

すると、さらに”普通の消費者人間”が、
どんどん製造されていきます。

で、その普通人消費者文化を
維持するために、どんどん
地球の資源をむさぼり続けてきたのが
今の私たちの現状です。

1987年の時点で、
地球が資源を生み出す速度よりも、
私たちが貪る量のほうが
上回るようになってしまった…。

ここを急激にヒックリ返さないと、
あと11年でもうどんなにがんばっても
後戻りはできないという時期に来ている今、

”普通の消費者人間”は、
もう増えたら困るわね…”

…と女神ガイアがつぶやいて、

Credit:  https://www.thecitizensofearth.org

周囲の真似ができない、
自分にも人にも嘘がつけない、

(自閉症と呼ばれるニューロの
人たちは自分にも他人にも嘘がつけない)

自分を装うことも、
他の誰かのフリをすることも、
自分の感情を抑え込むこともできない、
新しい進化型意識、

ニューロダイバーシティーが
生まれたのではないかな…

…と私は思うのです。

「発達障害はスーパーパワー①」
で書いたグレタ・トゥンベリーさんは、
16歳という若さで今、確実に世界で
一番影響を与えている人であり、

今、地球で一番大切な役割を遂行して
くれている人です。

(ちょうど、このブログを更新している今朝、
グレタさんがTimeの最も世界に影響を与えた人、
“The Person of the Year 2019″に選ばれたという
ニュースがありました。)

私たち大人の仕事は、
彼女のようなニューロが進化した
子供たちを、一生けんめいに
普通人間の社会の型に
はめようとするのではなくて、

彼らのあり方を見て、
普通という呪いのような型を
破っていくこと、

新しい進化したあり方に
目を覚ましていくこと
じゃないかと思うのです。

発達障害は”障害”ではなくて、
スーパーパワー。

今の地球に一番必要と
されている人たち。

あなたはどう思いますか?

2 件のコメント

  • 発達障害の言葉に敏感な私、
    やはり自分もその1人かなと感じるのは間違いない。SFOがそんな人達の受け入れられる土地としり、歩に落ちたことがいくつかあります。
    ありがとうございます。

    凄くわかりやすく、自分の今居る場所がわかりました。

    自分の
    スーパーパワーが飛び出すかどうかは、ただ、信じて今の自分の内側に繋がっていきながら、地球ガイアからのメッセージをただ普通に受信しサポートを受けれるだけなんだとおもいました。そんな根拠のない他人に通じているかわからない、言葉を私は周りを気にすることなく話し、繋がりやすいこの地球に住む動植物達とこんたくとしたり、感じたり、自然を感じたりしてます。私はこの地球ガイアが発信するものと繋がり、受信し発信したり、私の能力をいかし、私を必要とする人たちに、これからもここからハートエネルギーヲバレエティーに送吏ながら、サポートしながらいこごちの良いこの美しい地球天国でこれからも共感して暮らしたいです。

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