昔はマジメな心理カウンセラーだった人が、
今や大人気の催眠術のショーをラスベガスで
やっていると聞いて、見に行ったことがあります。
![hypnosys](http://selfhealing7.com/wp-content/uploads/2017/01/hypnosys-150x150.jpeg)
観客の中から何人か選んでステージに上がってもらって、
催眠にかける…。
ゴリラになってそこら中を駆け回ったり、
椅子に恋をしてしまったり…(笑)。
やらせなのかなー?と思って、
後からゴリラになって観客席を
駆け回っていた人に、
「あれ,本当なの?」と聞いてみたら、
真顔で、「本当だよ」って言ってました!
でも、催眠術って、実はみんなかかっているの、 知っていましたか?
![hypno](http://selfhealing7.com/wp-content/uploads/2017/01/hypno-150x150.jpeg)
まず、おぎゃーと生まれたその日から、
「家族的催眠術」に
かかり始めます。
その後間もなく、「社会的催眠術」にかけられます。
これは、その後ずーっと続きます。
セルフヒーリングの音声で詳しく話していますが、
私たちの脳波は生まれてから2歳頃までは、
眠っていても、
目が覚めていても、
デルタ波という脳波で過ごしています。
二歳から六歳頃までは、シータ波です。
デルタ波は、大人だったら深い眠りに入っている時の脳波。
シータ波は、眠りに入る直前か、目が覚める直前の脳波。
深く催眠にかかっている時の脳波もこの二つの脳波です。
この二つの脳波の特徴は、
「スポンジのように、周りからのエネルギーを
ぐんぐん吸い取っていく」
というのが特徴です。
![brain-wave](http://selfhealing7.com/wp-content/uploads/2017/01/brain-wave-150x150.jpeg)
つまり、おぎゃーと生まれてから六歳頃まで、
私たちは、
ずーっと催眠術をかけられているようなものです。
始末が悪いことに、かけている方も、かけられている方も、
完全に無意識です。
自分から意識的に目を覚まそうとしない限り、
ずっーと続いていきます。
2012年の夏のロンドンオリンピックで、
サウジアラビアから、初めて二人の女性が
オリンピックに参加しました。
![saudi](http://selfhealing7.com/wp-content/uploads/2017/01/saudi-150x150.jpeg)
![saudi2](http://selfhealing7.com/wp-content/uploads/2017/01/saudi2-150x150.jpeg)
普通、オリンピックに初出場が決まったら、
日本とかアメリだったら、もう、嬉しい悲鳴の大騒ぎ、
祝福の嵐ですよね?
ところが、サウジアラビアでは、まったく違う大騒ぎ。
「女性がオリンピックにでるなんてとんでもない!」
そんな「社会的催眠」が国中にかかっているわけです。
なので、彼女たちはオリンピック出場が決まったとき、
「おめでとう」じゃなくて、
「オリンピックの売春婦」
なんて言われてしまうのです。
恐るべし…。
でも、彼女たちは、
「女性はオリンピックになんてでない」
という社会的催眠から、
確実に目を覚まして
いきました。
また、ドイツのオクサーナ•チュソビティーナさんは、
41歳で現役の体操選手です。
女子の体操選手の平均年齢は、
おそらく20歳前後…。
ここ40年くらいの間、女子体操の世界は、
どんどん低年齢化してきています。
いつも決勝に残るアメリカ、ロシアの両チームでも、
選手はだいたい、16歳から24歳くらいまで。
若さがはじけています。
今、活躍している選手たちも、次のオリンピックは、
おそらく年下のティーンたちに追い抜かれる…。
25歳過ぎたら、出場はおそらく無理……。
そんな社会的催眠スプレーがばらまかれる中、
跳馬を飛び続ける41歳のオクサーナさん、かっこいい…。
ロンドンのオリンピックでも、リオのオリンピックでも、
メダルこそ取っていませんが、決勝まで残って飛び続ける。
社会的催眠術から目を醒ましている人たちの持つすばらしい力を、
こうして垣間見る時、みんな「すごい!」と思って注目する。
でも、表面に表れているすごさの下に隠れているすごさが、
なかなか見過ごされてしまっています。
すごいですよ、「売春婦」と言われながらも、
オリンピック選手になること。
41歳で体操の選手としてオリンピックに出ることも、
本当にすごいです。
でも、一番すごいことは、
彼女たちの「催眠」から
目を醒まして来た力です。
![be-free5](http://selfhealing7.com/wp-content/uploads/2017/01/be-free5-150x150.jpeg)
これは無理、あれは無理。
これがあればできるけど、ないから無理。
女だからできない、男には無理。
若すぎて無理、いい年してそんなことできない。
学歴がないから、やったことないから、あーだ、こーだ…。
そんな催眠術が、そこら中に散らばっています。
社会の中、文化の中、学校の中、家庭の中に…。
![listen-to-myself](http://selfhealing7.com/wp-content/uploads/2017/01/listen-to-myself-150x150.jpeg)
でも、彼女たちは、自分の中の声を聞き続けた。
自分のハートに従っていった。
そして、力強く目を醒ましていった…。
というわけで、私たちもどんどん、催眠術から
目を覚ましていきましょう。
別に、オリンピックみたいに
大きなことに挑戦することだけが
目を醒ましていくことではありません。
日常の中で、小さいことから始めたらいいんです。
別の記事で、不慣れなことやってみる大切さを書きましたが、
あれでいいんです。
普段だったら、「こんなこと、しないわ~」
と思うことを、
わざわざやってみる。
私の妹が、暑い夏の日に、道ばたで暑そうに歩いている知らない人に、
「ハンカチどうぞー」って渡すの、やってました(笑)。
相手がおどろくのをおもしろがってやっていたみたいですが、
普通だったら、絶対しないですよね?
見知らぬ人に、突然ハンカチ渡すなんて…。
でも、やることによって、
「赤の他人に話しかけたりしない」
そんな催眠術からとけます。
ひとつとけると、また新しいインスピレーションがでてきます。
そして、される側も、もしかしたら、
「私もやってみようかな…」と思うかもしれません。
![5](http://selfhealing7.com/wp-content/uploads/2017/01/5-150x150.jpeg)
目が醒めていく波紋が広がっていく…。
素敵です。
窮屈な催眠から目を覚まして、
思いっきりライフを楽しみましょう♩
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