17歳の天才チェリストは、ビジョンを持っている

今、天才と呼ばれ、注目されている、
イギリスに住む17歳、高校生の男の子、

シェク・メイソンくんは、
黒人のチェロプレイヤー。

ジャズの世界だったら
めずらしくないですが、

クラッシックの世界で黒人の男の子が
ソロのチェリストになるのはとてもめずらしい。

クラッシック音楽の世界は、
まだまだエリート&白人の世界…
そういう壁が厚いです。

シェクくんは、フツーの黒人の男の子らしく、
レゲエを聞きながら育ち、
ボブ・マーレーの大ファン。

でも、クラッシック音楽のチェロに
とりつかれるように惹かれて…。

で、学校から家に帰ると、

「オナカスイター!!」と
むしゃむしゃおやつを食べたら、

あとは、黙々とチェロを弾いている。

誰も練習しなさいなんて言わないのに、
子供の頃からずーっとそう。

明らかに、天才ジニー。

(私は、自分の天性を表現して生きている人を、
天才ジニーと呼んでいます♪ジニーは、英語の天才を
意味する、ジーニアスから来ています)

なんですが…それだけじゃなくて、
彼は、ちゃんとビジョンを持っているのです。

「ブラックワールドにクラッシック音楽を」

これが彼のビジョンです。

今、若い世代のブラックコミュニティーは、
ラップ一色の世界です。

ジャズさえも消えかかろうとしているほど、
若い子たちは、ラップに夢中です。

ラップが悪いわけじゃないですが、
ラップはどちらかというと、

音楽と、詩をリズムで読むことの
中間くらい…。

メロディーを奏でる…
音楽を奏でる…

そういう観点から見ると、
もしかしたら、同じ“音楽”という
ジャンルには入らないほどの違いがあります。

もっと、ブラックコミュニティーに、
特に若い世代に、クラシック音楽の
素晴らしさをわかってもらいたい…

それが彼のビジョンです。

だから、シェクくんは、
ただ自分がうまく演奏できていればいい…
成功すればいい…

そういうところに止まっていない。

17歳ですでに天才ジニーが健やかに育ち、
周囲にそのギフトを届けるための
ビジョンもちゃんと持っている。

ほれてもうた…(笑)
YouTubeで追っかけしています♫

ちなみに、シェクくんの姉妹兄弟も
みんな楽器を弾きます。

いやいやいやいや〜すごい家族がいるもんだ!!!

これは、シェクくんが去年、BBC(英国)ヤング・ミュージシャンコンテストで優勝した時

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